過払い金請求を実際にやってみよう！まさかの金額が！②

3．相談をする実際

ア．司法書士事務所勤務する友人に相談

実は家の近所に司法書士に勤めている友人がいて、何度か相談させてもらったのですが、僕の借金の総額だと結構過払い金が発生するんじゃないか、と事前のアドバイスがありました。

でも、知り合いの司法書士さんは東京の大手なので、時間がかかりそうな雰囲気です。

ぼくも借金中なので当初は、順番で時間がかかるという不安と、一刻も早くこの問題を解決したいなという不安定な精神状態ですから、別にもう1件考えてみようかと思いました。

イ．横浜の相談センターへ

ぼくは神奈川県在住なので、PCで調べてみると、横浜駅の近くの「かながわ県民センター」で多重債務者生活支援相談という相談会をやっていたので、意を決してそこに連絡をしてみました。

そして、相談員の方との予約をさせていただき、日程を調整したんですね。

もう、前に進むしかない。

自己破産とか民事再生になるかも知れないけれど、もうこれ以上、胸が苦しくなる思いはやめようと思いましたね。

そして数日後、その扉を開くと生活支援相談員の女性と、老年で柔和な弁護士さんと面談を行うことが出来たのです。

事前にカードの債務残高を全て整理して弁護士さんに公開し、債務整理の方法をアドバイス頂きました。

ただ無料相談ですし、弁護士の先生もそんなに具体的に返答をくれるわけではないのだな、という印象は持ちました。

ただ、何となく胸のつかえが降りて、だいぶホッとしました。

ウ．紹介してもらった家の近くの司法書士へ

結局、神奈川県司法書士会の名簿の中で、自宅の近くの司法書士の先生を紹介していただき、電話を掛けた上で具体的な相談をする、という流れになったわけです。

この司法書士の先生の費用については、約60,000円ほど掛かりました。

各カード会社や消費者金融会社に債務内容の調査作業を行っていただいたのです。

ただ、消費者金融の過払い金請求額が140万を超すと、司法書士の業務対象外になってしまうので、どのような解決方法を選択をするのかという事で、司法書士さんとのメールのやりとりを行いました。

そして結論的には弁護士さんへの業務依頼に切り替えることとなったのですが、

なんだかそれなら最初から弁護士さんに行けばよかったなぁ、などと思いましたね。

司法書士さんは結構、仕事もやってくれたのですが、作業費の請求もいちいちうるさく、とりっぱぐれのある案件もあるのかなぁなどど勘ぐらざるを得ませんでした。（笑）

ただぼくも会社にも勤めていますし、メールでのやり取りのみでよかったのですが、

結局2回、司法書士事務所に出向いただけでした。

司法書士の先生からは郵送のみの対応です。

営業時間も18時までなので、会社帰りにも寄れないし、よく考えれば会社帰りに寄れる事務所の方が良かったのかもしれませんね。

司法書士さんへの作業依頼については、何となく無駄だったのかな、などと思うこともありました。

エ．司法書士から、会社近くの弁護士へ

その司法書士の先生から、今度は日本橋の弁護士先生を紹介されました。

腰の低い、ざっくばらんな先生だったので、非常に話もスムースに話せたし、少々冗談も飛び出したりして、リラックスしたムードになり、良い弁護士先生だなって思いましたね。

僕の場合、結局カード会社4社と消費者金融1社の任意整理を行いました。

着手金は1社につき2万で計10万と、報酬金は過払い金請求額の20%と明確な契約書でした。

着手金は、基本報酬となる意味合いでしょうが、1社2万は安い方だったと思われます。

一般的な弁護士さんで3~4万、大手だとなんと5万もかかり、さらに意味不明な「減額報酬」が5~10%も見積もられていたら、一旦再検討したほうが良いのではないでしょうか。

また「その他費用」も掛かるなんていえば、あまりにもビジネス的ですね。

手元に入る過払い金請求額が、本当に目減りしてしまいますよ。

この各カード会社との和解中は、全く借金の返済が無くなったので、本当にありがたかったです。

そして各社2か月後以内でしたか、和解書が送られてきて、各社利息を帳消しにしていただき、各社に毎月1万づつ支払う事を承諾しました。

それくらいは、何としても払っていかねばならないなと思いました。

そして、消費者金融会社に関しては、引き直し計算をした結果、最終的に300万近くの過払い金があることが判明したのですが、当初は消費者金融側からの低い金額の和解案が出されました。

僕は本来自分が払わなくていい利息まで払わされ、しかも残額160万に対する毎月の支払い、利息を払わされた怒りから、どうしても300万を返却してもらわないと怒りのホコが収まらない気持ちでした。

ですから、弁護士先生から裁判をしますか？負けたら和解案で合意することになりますよと言われましたが、だけど多分負けないと思うよとの言葉もあって、それなら最後まで戦ってやろうという気持ちになったのです。

結局、裁判を行って300万を取り返したのですが、僕は裁判所にも行っていないし、弁護士先生が行った３回くらいの口頭弁論調書を見て、それを了承し和解しただけでした。

しかもメールのやり取りだけ！

ですから、弁護士先生に報酬金を20％も支払うのがもったいないという人もいますが、約3か月くらいで、メールのやり取りだけで200万も返って来たことを考えれば、僕はよかったんじゃないかと思っています。

何せ、先生と会ったのは最初と最後の2回のみ。費用対効果も抜群だと思います。

最後は先生とアシストの女性に、銀座でお菓子を買ってお礼を言ったくらいです。

会社の仕事にも全然影響せずにですからね。

さて、裁判をするかしないかの判断もありますが、ぼくの場合、300万もの過払い金があったので、多少時間がかかっても取り返したいなという気持ちはありました。

消費者金融会社の抵抗により、手続きが長期化するデメリットはありそうですし、また弁護士事務所によっても回収方針があって、早く和解させて案件を終わらせる事務所もあるようですが、

やはり、

ア． 過払い金請求の元本・利息の正確な計算結果をしっかり説明してくれる。

イ．裁判をした場合の時間の目安を教えてくれる。

ウ．依頼者本位の請求を進めてくれる。

ことが大事だと思われます。ちなみに僕の場合は、全ての事項でいい弁護士さんに当たったようですね！

弁護士先生に100万近くの報酬を支払い、200万近くが僕の口座に戻ってきたという事になります。

その間、先生とのメールをしただけで、160万の継続的支払いが消え、反対に200万も戻ってきたのですから、僕としては大満足でしたね。

僕のこの記事を読んで、過払い金請求がありそうだったら、是非とも過払い金を取り戻してください。

今まで、毎月、払い続けた借金もなくなりますからね！

少し長くなったので、続きは次回に。

ではでは。

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